小学校の同級生の家が貧乏でした。

友人・恋人

服はだいたい同じで、いつも汚れていました。

髪も伸びっぱなしの印象で、なおかつ給食費の未払いもあったようです。

何度か先生に呼び出されていました。

 

学校に近い公営団地に住んでいたその子とは友達で、仲良く遊んでいました。

でも、家が貧乏だという理由で(もちろん本人には知られないように・・・知っていたかもしれませんが・・・)あまり相手にする子はいませんでした。

 

かわいそうですよね、家が貧乏だという理由だけで、友達にいれてもらえないなんて。

その子は、中学校を卒業して高校には進学せず、未婚のまま赤ちゃんを産んだそうです。

 

母から、ほかの友達の母親伝いに聞きました。

高校の時、地元のお祭りで再会しました。

 

彼女はタバコを吸っていて、ほかにもお酒を飲んでいる人たちと一緒にいました。

でも、それが悪いことだとわかっているようで、タバコをさっと隠したのが記憶に残っています。

 

彼女は、とても裕福には見えませんでした。

なんとなく、まだあの公営団地に住んでいるのだなと思いました。

 

よく、格差社会による貧困が問題になっていますよね。

貧困階層から遷移できない社会です。

 

そして、貧困は親の世代から続いていることが多いです。

彼女もまた、その遷移できない一人だと思います。

 

その後は会っていないので、今の彼女がどんな暮らしをしているのかわかりません。

でも、きっとまだ貧困階層にいるのだろうと思います。

 

簡単に遷移できる社会ではないです。

彼女の子どももまた、大きくなっても貧困階層で過ごすのではないかと、少し悲しくなりました。

 

シングルマザーの貧困が原因の事件などを見ると、ふっと彼女を思い出すことがあります。

哀れんでいるのとは違う、心配しているという言葉が一番近いのかもしれません。

 

彼女自身は、とても快活で可愛らしい娘です。

そんな彼女が、いつか貧困階層から抜け出せますように。

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