スポーツ・運動

初心者トレイルランニングをはじめるには

トレイルランニングとは

トレイルランニングは、トレッキング、ハイキング、ウォーキングなど、自然をフィールドにするネイチャースポーツとして、近年、急速に人気が高まっています。

トレイルランニングの魅力には、

 

「豊かな自然に親しむことで、肉体のみならず、心の健康づくりにもつながる」

「年齢性別に関係なく個々のペースで楽しめる」

「独自のライフスタイルやファッションがある」

「他のスポーツにはない独特のだ囲気」

 

などがあります国内大会やイベントが増え年を追う毎にトレイルランニングを楽しむ人が増えています。

トレイルランニングは一般的に、「難しく、きついスポーツ」とイメージされがちですが、そんなことはまったくありません専門の知識がなくても、ある程度の基礎知識があれば、誰でもすぐに楽しむことができます。

歩いても構わない自由なスポーツなのです。

また健康ブームやダイエットブームが、トレイルランニング人気を後押ししています。

 

将来、マラソン同様、メジャーなスポーツになると言っても過言ではありません。
日本には、世界に誇れる自然の宝庫がたくさん存在します。

さまざまな動植物が豊かに育ち、樹木や野草、野鳥などを、どこでも身近に親しめる貴重な国と言えるでしょう。
トレイルランニングは、こうした豊かな自然があってこそ楽しめるスポーツなのです。

自然の山の中を走る、トレイルランニングはとても楽しいです。

山を登ったり、下ったり、自然の風や香りを感じながら、自分のペースで走ると、不思議と気持ちもリラックスします。

 

ランニングとありますが、すべて走らないと行けないことはありません。

 

きつい登りや下りは歩きます。

 

木の幹を持って登ったり下ったりするトレイルランニングは、ロードランニングと違って、アスレチックス的な要素もあり、長い時間走っていても飽きることがありません。

 

気が付いたら、普段なら走ることのない距離を走っていた、なんてこともあります。

 

ランニングなので一人でも行えますが、友人などと一緒に走ると、自然の中だからか不思議と会話もはずみ、普段話さないことも話ができます。

 

イベントなどにでると、同じグループで一緒に走った人と仲良くなり、趣味を通じて、人間関係が広がります。

 

森林の中を走るので、マイナスイオンを一杯浴びることもできます。

 

ゆっくりマイペースで走ることで、健康も維持することができます。
必要な道具ですが、トレランシューズが10000円くらい、水筒や地図や補給食を入れる小さなリュックが5000円くらい、走ってるときに木の幹をつかむので怪我防止につける手袋が1500円くらい、ウェアは安いものなら5000円くらいからあるので、比較的リーズナブルに始められます。

 

トレイルランニング用シューズ

舗装路とは異なり、自然の中のトレイルの路面状況はさまざまです。

砂利やガレ場の道、地面がつるつるの坂道、木の根のある道、急な上りもあれば急な下り坂もあります。

丸木の橋や木を置いたトレイルもあります。

そんな中を転ばずに走り続けるためには、ソールがしっかりしていてすべりにくく、また足首を痛めないように左右に踏ん張れる機能を採用したシューズがベストと言えるでしょう。

路面が不安定で、木の根や岩がある場所を走るので、軽さだけでなく外部の衝撃から足を保護する機能が強化されているモデルもあります。

足を衝撃や路面の形状から守り、快適なランニングを楽しむためは、ほんの少し固めのソールのシューズを選びましょう。

とくに、初めてトレイルランニングシューズを購入する人は、ロードシューズのように軽くて、ソールが薄くて曲がりやすいモデルを選んでしまいがちですが、ソールのしっかりしたものの方が、地面からの衝撃にも強く、ケガや故障を防いでくれるのでベストです。

人間の足形は千差万別です。

ショップで選ぶ際には、ゆっくり時間をかけていろいろな種類のシューズを試し履きして選ぶことが大切です。

走る場所、用途によってさまざまなモデルがあります。

 

トレイルランニング用バックパック

トレイルランニングは、山の中を走るので最低限の水や補給食、衣類などを持って参加することが基本です。

 

コースや距離によりバックパックの大きさも多少違ってきますが、専用のバックパックは軽くてコンパクトで、山道を走っても邪魔にならず、背中にあたる部分も蒸れにくいメッシュタイプがいいでしょう。

 

サイズも3リットルくらいから20リットルくらいま:での物が使いやすいです。

最近はハイドレーション徒リながら給水できるシステム)対応のバックパックが多くなっています。

 

短い距離なら、小型用選の水筒やペットボトルがしっかりと納まるウエストバックタイプや、暑さや寒さ調節のための衣類がしまえるバックパックがあれば十分ですが、これからもいろいろなレースの参加を考えているようでしたら、最初からハイドレーション対応タイブのバックパックを選んでおくことをお勧めします。

 

ハイドレーションを購入する際は、バックバックの形状や容量によって使い勝手が悪くなるかもしれないので、自分の使用しているバックパックとの相性を考えて選んだ方がいいでしょう。

 

トレイルランニング用ウェア

 

自然の中の山道を走るトレイルランニングは、気温や天候の変化が大きく、それらに十分備える必要があります。

吸湿速乾に優れたシャツやタイツに、透湿性の優れた軽量ジャケットなどを組み合わせ、重ね着で暑さや冷えに対応するのが効果的です。

最近は非常に軽量で、伸縮性や撥水性、防風性などに優れた個性的な商品がそろっています。

長時間の雨が予想される場合や、寒さが予想される場合は、必ず、気温の変化や雨風に強いアウターウエアを用意してください。

また、寒い季節や激しい気温変化が予想される場合は、セカンドレイヤーとしてダウンジャケットなどの防寒用ウェアを持参した方がいいでしょう。

【ソックス】

ソックスは、ウール混紡素材の履き心地のいいトレイルランニング専用のものを選びましょう。

注目したいのは、メリノウール素材を混紡したソックス。

一般的なウールのみのソックスに比べて繊維が長く細いため、しなやかでチクチク感もなく履き心地がよく、化繊素材のソックスに比べてムレにくいのです。

「足がムレて気持ち悪い」という人には、足から発散される蒸気を繊維内部に取り込み、ゆっくりと蒸発させていくので、水分がこもりがちなシューズでもムレにくく、相性がいいと言えるでしょう。

また、天然の抗菌作用があるので、不快な臭いもつきにくくなっています。

サイズは、大きすぎるとシワがよって、靴擦れの原因になってしまいます。

また、小さいと血行が悪くなるので、「たかがソックス」と思わないで、細心のチェックが必要となります。

ショップで新しいシューズを買う時に、一緒に専用ソックスを購入するのもひとつの手です。

トレイルランニングのマナー

トレイルランニングでは、「自然の恩恵を受けながら遊ばせてもらっている」という気持ちは忘れないようにしましょう。

 

他の人には迷惑をかけないように、そして事故を起こさないように、無理をしないで楽しむには、それなりのルールがぁリます登山道やハイキングコースを走る場合特にハイシーズンともなると、たくさんの人とトレイルを共有しなければなりません。

 

どちらが優先ということもありませんが、最低限守らなければならないルールとマナーをしっかり覚えてから、山に入る必要があります。

 

最近トレイルランニングがブームということもあり、山の経験の浅いランナーが増えてき、ハイカーから「トレイルランナーは、山のルールを知らないで走っている」と言われます。

 

山には山のルールがあります。

そのハイカが、たまたま山で出会ったランナーがそうだったのかもしれませんが、たとえそうだとしても、トレイルランナーは山では新参者です。

そのようなことを言われないように注意したいものです。